【注目の人 -1- 】朝本千可(サックス奏者)

『生徒たちに新しい楽器届けたい・・・8年越しのコンサート』


 「老朽化した楽器で一生懸命に練習する生徒たちに新た楽器を届けたい」と、日本初の女性プロサックス奏者であり、主に海外で活躍する朝本千可(58)さんが、2月25日(日)に神奈川県三浦市の「うらり三浦市民ホール」で、8年越しのチャリティージャズコンサートを開く。
 8年前、楽器に触ったこともない素人を1週間で演奏できるよう指導するというテレビ番組を見た三浦市立三崎中学校の関係者から「ぜひ吹奏楽部の生徒たちをしどうしてほしい」と懇願された。忙しい中、同校を訪れ、生徒たちの練習風景を見たとき「こんな楽器でいい演奏ができるわけがない」と思ったのがきっかけで、以来「生徒たちのため、何か支援をしたい」と考えていた。
 今回のコンサートは、そのような朝本さんの考えにドラム奏者のケニー・モズレー(Kenny Mosley)、ベース奏者のグリニス "ヴォーン" マーティン(Glynis "Bone" Martin)、ボーカルのアージー・ファイン(Argie Phine)、キーボード奏者の小倉泰治の一流ミュージシャンから賛同を得られ実現。
 朝本さんはコンサートにあたり「いま吹奏楽部のコンテストが全国的に盛り上がっていますが、どの学校もとても難しい曲を課題曲にしていて、生徒たちが悪戦苦闘している姿を見るたびに、もっと音楽を、演奏を楽しんでほしい。そのためにも一流ミュージシャンの演奏を生徒たちだけではなく、学校関係者や保護者の方にもぜひ見てほしい。そして楽器の更新や演奏の費用などに学校や保護者の負担が増大しているので支援をお願いしたい」と話す。さらに「この活動を全国に広めてゆきたい」と夢をふくらませている。

※2018年2月25日(日)神奈川県三浦市・うらり三浦市民ホールで「朝本千可チャリティー・ジャズ・コンサート」(14:00開演)を開催する。


取材&文・Goro

写真・ Yasushi




Artist・Branding・ team

世の中の至るところで、精一杯の努力にもかかわらず芽が出ない。あるいはメジャーになるきっかけがつかめないなど、いまひとつ認知されずに悩むアーティストやタレント、商品あるいは地方再生(観光資源の開発など)のブランド化への道筋をつけ、次世代のスターやヒット商品を作っていくというのが「アーティスト・ブランディング・チーム」を設立する趣旨である。 当チームの活動状況などをここで発表して行きます

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