子どもたちの笑顔が弾けた! 8年越しの企画を実現・朝本千可チャリティー・ジャズ・コンサート

「こんな演奏を見たのは初めて」と、会場を出て行く人たちから声が聞こえてきた。
 そして何より、一流のミュージシャンと一緒に演奏した吹奏楽部17名の子どもたちの顔が輝いていた。
  会場には、地元の衆議院議員(神奈川11区)小泉進次郎氏もプライベートで駆けつけ、声援とともに「朝本さんの活動を、今度は後世に繋げて行って欲しい」と、子どもたちにエールを送った。
 世界的なミュージシャンで、日本初の女性プロサックス奏者の朝本千可(58)が25日、地元の神奈川県三浦市の「うらり三浦市民ホール」で、チャリティー・ジャズコンサートを開いた。

 約8年前、同市立三崎中学校で吹奏楽部の生徒たちの練習風景を見学した際、「こんなボロボロの楽器でいい演奏ができるわけない」と思ったのがきっかけで、以来、「生徒たちのために何か支援できないか」と考えていたが、演奏仲間のドラム奏者ケニー・モズレー(Kenny Mosley)、ベース奏者グリニス "ヴォーン" マーティン(Glynis "Bone" Martin)、ボーカルのアージー・ファイン(Argie Phine)、キーボード奏者小倉泰治(おぐら・たいじ)の一流ミュージシャンらが賛同。8年越しの思いが実現した。

 前半は朝本さんとその仲間たちが、音楽パフォーマンスを披露し、聴衆を魅了。後半には同中学校の吹奏楽部生徒たち17名と共演。会場に集まった満員のお客様から大きな拍手と歓声を浴びた。
 今回のコンサートでは、支援金を募るのが目的だが、「コンピューター音楽やダウンロードした音楽ではなく、生の演奏を生徒だけでなく、その保護者や学校、自治体の関係者に見て、聞いてもらい、生の音楽の素晴らしさや楽しさを感じて欲しかった」と朝本さん。
 さらに「こうした支援の輪を全国に広げ、〝音楽格差〟をなくすと思うとともに、今回のコンサートをきっかけに音楽家を目指す子どもたちが出てきてくれれば」との願いもあるという。

  終了後、吹奏楽部の部長(14)は、「始まる前は緊張していましたが、一緒に演奏出来て楽しかったです」と笑顔で話をしていました。

 尚、今日の収益金の一部は、三浦市教育委員会を通じて各中学校に送られる。

取材&文:Goro&yasushi

写真提供:藤井秀樹(上)、朝本美可(下)

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