処暑
◇新涼の白きてのひらあしのうら(川端茅舎)
◇処暑(しょしょ=23日)
残暑も峠を越えて暑さが収まるという意味で、二十四節気の一つ。
今年は異常に早い梅雨明け以降、西日本などを襲った豪雨災害、その後の命の関わる猛暑が続き、8月以降も厳しい暑さが予想され、暑さが収まるという実感からはほど遠い見込み。それでも昼間の残暑に比べ、朝夕には「新涼」を味わうことがある。さららさらと乾燥した涼しい風が吹いて心地よく、秋の虫であるスズムシやコオロギの鳴き声も聞かれ始め、秋への歩みを感じられるのではないだろうか。
台風シーズンも近づく。暑さの峠を越える一方、体は夏バテのピーク。体調を崩したり、食中毒にかかりやすい時期でもあり、注意が必要。
文:Richard Gaga
写真:yasushi.o
0コメント