立冬
◇菊の香や月夜ながらに冬に入る(正岡子規)
◇立冬(りっとう=7日)
二十四節気の一つで、この日から冬が始まる。別の言い方には「冬立つ」「冬に入る」「冬 来る」などがあり、「今朝の冬」は立冬当日の朝を指す。
気候的には、秋の装いを残しながらも、次第に朝晩の冷え込みが強まり、日差しも弱まっ てくる。さらに日暮れも早くなり、街路樹が並ぶ歩道には枯葉のじゅうたんが敷き詰められ てゆく。
このごろに通り雨のような降る雨を「時雨」と呼び、春を思わせるような穏やかな天候を 「小春日」「小春日和」または「小六月」という。
文:Richard Gaga
写真:yasushi.o
0コメント